梅が見頃を迎える2月~3月は、京都はオフシーズンとされていて観光客も少なく、だからこそ比較的空いている状況で梅を楽しむことができます。
京都の観光地というと主にバスを使って回るというイメージですが、今回ご紹介する梅の名所3つはいずれも無料駐車場を備えており、車で行くことができます。
京都の梅を見たい!という方、しかも車で行けるといいな!とお思いの方には役立つ内容だと思います。
それでは、車で行ける京都の梅の名所を3つご紹介します。
規模ナンバーワン!『北野天満宮』
▼北野天満宮の「梅苑」の様子
特徴
京都市上京区にあります。菅原道真を祀っている『北野天満宮』です。
なんと言ってもその特徴は、50種1,500本もの梅があるという規模の大きさです。
種類が多いため早咲き~遅咲きまで揃っていることで、1月~3月の長期間に渡って梅が咲いています。逆に言うと、一斉に梅が咲き乱れるという感じではなく、満開の梅もあれば、既に散っていたり、未だ蕾だったりする梅もあるということになります。
無料で見られる境内の梅でも十分に満足できますが、さらに楽しみたいなら有料の「梅苑」に入場してみてください。
「梅苑」は、梅が見頃となる2月上旬~3月下旬の9:00~16:00に公開されており、金土日には日没~20:00までライトアップもあります。
入苑料は大人800円で、お茶とお菓子付きです。
駐車場
北野天満宮の敷地内の南東部に300台ほど停められる無料駐車場があります。
9:00~17:00の開場で、ライトアップが行われる金土日は時間延長されます。
※毎月25日は縁日で混雑するため、無料駐車場は利用できません(閉鎖されます)。
実際に行ってみたレポート
梅が見頃を迎えた3月上旬に行ってみました。平日昼間ということもあって待ち時間もなく、綺麗な梅を堪能できました。
しだれ梅だけじゃない!『城南宮』
▼城南宮の「春の山」のしだれ梅
特徴
城南宮は、梅は梅でも「しだれ梅」が多いのが特徴的です。
また、梅の見頃に開催される「しだれ梅と椿まつり」の名の通り、しだれ梅だけではなく、椿も楽しむことができます。
無料で見られる境内には梅は1本しかありませんので、有料とはなりますが「神苑」に入場してしだれ梅や椿、その他の草木・庭を楽しむことをオススメします。
入苑料は大人600円です。
例年2月中旬から3月中旬に「しだれ梅と椿まつり」が開催されており、期間中には梅の花を冠にさした巫女が神楽を舞うイベントも観覧することができます。
駐車場
西側の国道1号線から城南宮に入り、すぐに200台ほど停められる無料駐車場があります。警備員(誘導員)が何人かいらっしゃるので、指示に従って駐車すればOKです。
9:00~16:30までの開場となります。
実際に行ってみたレポート
梅が見頃を迎えた3月上旬に行ってみました。高速の京都南インターから近いためか、京都府外からの観光客も多いようでしたが、駐車場の待ち時間はありませんでした。
猫神社とも呼ばれる!『梅宮大社』
▼梅宮大社の境内で眠る猫
特徴
猫好き、写真好きにオススメしたいのが梅宮大社です。
名前に「梅」が入っている通り、古くから梅の名所として知られていましたが、最近は境内に10匹以上の猫が自由に暮らす猫神社としても有名になりました。
無料で入れる境内にも数本の梅や、猫が居て楽しめます。神社と猫と梅の写真を撮るのにも良いと思います(猫の邪魔や迷惑にならないようにご注意ください)。
有料の神苑にも梅があり、猫も自由に行き来しているそうです。神苑の開門は9:00~17:00で大人550円となります。
駐車場
神社の鳥居横に15台ほどの無料駐車場があります。
北野天満宮や城南宮と比べると規模も小さくマイナーであるため、駐車台数は限られますが、混雑することは少ないようです。
実際に行ってみたレポート
梅が見頃を迎えた3月上旬に行ってみました。神苑の開門時間には間に合わなかったのですが、境内だけでも梅と猫を楽しむことができました。
まとめ
車で行ける京都の梅の名所として、北野天満宮、城南宮、梅宮大社の3つをご紹介しました。
どこの梅も美しく咲いていて、いずれの場所もそれぞれの特徴があって面白いです。
満開だけでなく蕾や散った姿も楽しみたいという方、お茶とお菓子を食べてゆっくり梅を眺めたいという方には北野天満宮をオススメします。
しだれ梅を見たいという方、梅だけでなく、他の草木や庭も楽しみたいという方には城南宮をオススメします。
梅も良いけど、猫が好き!という方には梅宮大社をオススメします。
車であれば1日で3つとも回ることも可能ですので、むしろ3箇所全て回ることをオススメしたいです。色々な梅を見比べたりしながら、春の訪れを感じてみてはいかがでしょうか?