フジテレビ系の「林修のニッポンドリル」という番組を見ていたところ、京都特集をしており、日本最古のお菓子『清浄歓喜団』が紹介されていました。
奈良時代から製造方法は変わらず、7種類のお香が練り込まれており、かなり固い等、なんとも不思議なお菓子です。
テレビを見て気になっていた妻ですが、京都高島屋に来るなり、
ここには『清浄歓喜団』があるはず・・・
と探し出して購入し、実際に食べてみたのでご紹介します。
日本最古のお菓子『清浄歓喜団』とは?
老舗和菓子屋「亀屋清永」で製造・販売
京都祇園で1617年に創業した「亀屋清永」は、創業400年を超えています。
延暦寺や知恩院、八坂神社などなど、多くのお寺や神社も御用達にする京都を代表する老舗和菓子屋の1つになっています。
企業理念(家訓)の1番目として大切にしていることが「先祖代々が守ってきた業の継承と繁栄」であり、その1つが奈良時代から受け継がれている清浄歓喜団の製造・販売です。
清浄歓喜団(せいじょうかんきだん)とは?
奈良時代に伝わった唐菓子の一種であり、1,000年以上もの間、姿形をそのままにするお菓子です。「亀屋清永」が日本で唯一製造・販売しています。
清めの意味を持つ7種類のお香を練り込んだこし餡が中に入っており、外側は米粉と小麦粉で作った生地を袋型にしています。
京都高島屋店でも販売あり
「亀屋清永」は、
- 本店(祇園)
- 京都高島屋店
- 京都伊勢丹店
の3店舗のみであり、今回は、京都高島屋店で『清浄歓喜団』を購入しました。
京都高島屋のB1(デパ地下)にある店舗はあまり広くはなく、店員さんが1人で和菓子を販売しています。
僕たちが見た「林修のニッポンドリル」という番組で紹介されたことも、カウンター上のポップに記載されていました。
結構お高い
京都高島屋のデパ地下で見つけた『清浄歓喜団』ですが、思いのほか高くてびっくり。
簡易包装で500円、箱入りで550円でした。
↓こちらが簡易包装。
京都に3店舗しかない「亀屋清永」が日本で唯一製造・販売しており、そんなに数が売れるお菓子でもないでしょうから、これくらいの値段がするのも仕方ないのかもしれません。
定期的に買うお菓子というよりは、興味本位で1個買ってみるとか、お供えやお土産にするようなものですしね。
実はお取り寄せでも買える
京都に3店舗しかない「亀屋清永」ですが、東京では新宿タカシマヤの「銘菓百選」で買えたり、はたまた日本全国でも亀屋清永へ電話・FAXすることで買うことができます。
京都で買うありがたみはあまり無い・・・?
『清浄歓喜団』を実食レビュー!
外側はかりんとう
台湾で買った中国っぽい皿に『清浄歓喜団』を乗せてみました。
外側は米粉と小麦粉の生地をごま油であげているので、かりんとうみたいな感じです。ちょっと『清浄歓喜団』の方が油っこいかも。
めちゃくちゃ固いのかと思って恐る恐る食べてみたのですが、これまたかりんとうくらいの固さなので、歯がやられるようなレベルではありません。
中には7種類のお香が練り込まれた餡があり・・・。
『清浄歓喜団』を食べてみた感想
怖いもの見たさ(食べたさ)で、ちょっとずつ食べた感想戦です!
外側はかりんとうっぽいし、中はこし餡だし、かりんとう饅頭みたいな感じだ。
うわーーー、線香食べてるみたい!
え、そんなに?
固い方の八つ橋のニッキ味くらいじゃない?
いやそんなレベルじゃないでしょ!
お香の匂いに鈍感な僕と、敏感な妻でした・・・。
めちゃくちゃダメな人もいれば、案外ふつーじゃんと食べてしまう人もいると思いますが、ネタとしてお土産には良いかもしれませんね。
アクセス
基本情報
住所:〒600-8001 京都府京都市下京区 四条通河原町西入真町52番地
営業時間:8:30~17:00(水曜定休)
河原町駅から徒歩2分です。高島屋のデパ地下(B1F)の和菓子コーナーにあります。
WEBサイト
亀屋清永Webサイト:http://www.kameyakiyonaga.co.jp/
京都高島屋B1フロアガイド:https://www.takashimaya.co.jp/kyoto/floor/fb1.html
駐車場
京都高島屋の駐車場を利用できます。
5,000円以上の買い物で2時間無料となります。
詳しくは京都高島屋のWebサイトでご確認ください。