京都駅で駅弁を早朝に買うならココがオススメ!改札外なので誰でも買えます

和食

京都駅から早朝に新幹線や特急に乗って・・・というシチュエーションで気になるのが「駅弁はどこで買えばいいの?」という方も多いハズ。

京都駅には駅弁を買える場所が点在しており、内容や営業時間もバラバラなので、全部を網羅して紹介しているサイトもありますが、とにかく分かりにくいというのが正直な感想です。

ということで、早朝(7時)から営業していてサクッと駅弁が買える場所のオススメは?という疑問にズバリ答えたいと思います。

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改札外の「南北自由通路」で駅弁を買おう!

なぜオススメか?

僕のオススメはズバリ「南北自由通路」にある「駅弁にぎわい」と「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」です。

ここは

  • 改札外なので誰でも行ける(新幹線と在来線のどちらに乗る人でもOK)
  • 京都駅の北側からも南側からもアクセスが簡単
  • 朝7時から営業
  • 駅弁を買ったら近くの改札にすぐ入れる
  • ついでにお土産も買える

良いこと尽くめなのです。

 

しかも、

  • 駅弁専門である「駅弁にぎわい」
  • 京都のホンモノにこだわる「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」

の両方をサクッと見て回ることができるので、駅弁の選択肢も迷ってしまうほど色々あります。

駅弁にぎわい

まずは南北通路の東側にある「駅弁にぎわい」をご紹介します。

JR西日本が運営する駅弁屋さんで、東京駅を利用する方からすると「駅弁屋 祭」の京都版だと思っていただければいいです。

祭に比べると小ぢんまりしている上に、あれほどの活気はないのですが、店内には各地の駅弁がズラリと置いてあります。

 

「駅弁にぎわい」の一番手前にあるのはこんなラインナップでした。

どれも水了軒というお店で、京都の有名な料亭かな?と思う方もいると思いますが、大阪の仕出し弁当屋さんというガッカリ感。

とはいえ、2列になっていて一番オススメと思われる”京都料亭菜膳”を買ってみましたが、とても美味しかったです(→実食レビューは後半にあります!)。

 

有名なひっぱりだこ飯(兵庫)や、あなごめし(広島)なんかもありますので、奥の方も見てみることをオススメします。

妻

あれ?京都の駅弁って無いの・・・?

アクセス

住所:〒600-8215 京都府京都市下京区東塩小路釜殿町31

営業時間:7:00~21:30(無休)

京名菓・名菜処 亰(みやこ)

次に南北通路の東側にある「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」をご紹介します。

2018年10月に開業した新しいエリアですが、まず最初に申し上げたいのは名前が失敗していることは明らかだということです。

長い上に、謎の”亰(みやこ)”という言葉が入ることで、入力・検索ができません(コピーするしかない・・・)。

僕

その分だけ認知がなくて空いてるんじゃない?(知らんけど)

「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」という名前は置いておくとして、中に入っているお店はなかなか個性的なラインナップなので面白いです。

駅弁も買えますし、お土産も買えますし、とても便利だと思います。

「駅弁にぎわい」がいかにも駅弁という感じなのに対して、「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」の中のお店ではデパ地下のオシャレ弁当という感じです。

「京名菓・名菜処 亰(みやこ)」をグルっと回って(3分くらいで回れます)気になるお弁当がなければ、「駅弁にぎわい」で正統派な駅弁を買うという使い方がオススメです。

 

今回、僕が買ってみたお弁当のお店はこちら。

京都で外食や食品販売を手掛ける治元という会社がオープンさせた、こだわりの醤油を入れた海苔弁当屋さん「とと和くら」です。

これだけのキーワードで気になる方も多いと思いますが、期待を裏切らない美味しさでした(→実食レビューは後半にあります!)。

 

アクセス

住所:〒600-8215 京都府京都市下京区東塩小路釜殿町 Unnamed Road

営業時間:7:00~21:00(無休)

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駅弁を実食レビュー

京都料亭菜膳(駅弁にぎわいで購入)

京都料亭菜膳 1,080円(税込)

最初から幕の内弁当っぽいやつが食べたい!と言っていた妻がいくつかの候補から最終的にコレに決めました。

「駅弁にぎわい」で一番目立つ所に2列で置いてあったので、イチオシ商品なのだろうという予想です。

 

▼中身はこちら

店頭のディスプレイが本当によくできており、実物もほとんど変わりない中身になっているので、イメージ通りなのが良いです。

ゆばや煮物が入っていて京都っぽさがありつつ、ヘルシーで品数も多くて女性受けが良さそうです。

右上の水了軒という紙で隠れている入れ物はデザートで、わらび餅が入っていました。

朝からずっと幕の内弁当っぽいやつが食べたいと言っていた妻も大満足の駅弁でした。

とと和くらの海苔弁「特」(京名菓・名菜処 亰で購入)

海苔弁「特」 864円(税込)

京都料亭菜膳とは打って変わって、男らしい(?)海苔弁です。

「特」が864円、「格」が1,080円、「極」が1,620円という3種類のラインナップなのですが、違いは具材の魚で、順に白身魚のフライ、焼き鮭、鰆の西京焼きとなっています。

僕

海苔弁といえば白身魚のフライやろ!

と言いつつ、海苔弁に1,000円以上を出せなかっただけなのですが・・・。

 

▼中身はこちら。

このボリュームと不思議な安心感!

そして、このお店「とと和くら」の最大の特徴が、金色のボトルに入っている蔵出し醤油です。

木樽で寝かせた京都の老舗の厳選醤油を使っているということなのですが、この醤油をかけて1口食べれば誰でも「あ、これ美味い醤油だわ」と分かるほどの物です。

『不思議な安心感の海苔弁に、明らかに美味しい醤油をかける』というこのお弁当は懐かしさと斬新さがあって感動的な完成度でした。

 

1つだけケチをつけるとすれば、これは痛し痒しという感じだと思いますが、海苔が良いやつすぎて箸で切れないから食べにくいこと。

ひと手間かけて海苔に切り目を入れてくれたりしませんかね?

僕

「とと和くら」の担当者さんお願いします!

 

久しぶりに2020年7月に行ってみたのですが、店舗がありませんでした。

The Cubeの京名菓・名菜処 亰のフロアガイド(→こちら)にも記載されていませんし、撤退してしまったようです。残念。

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コロナ状況下での『駅弁にぎわい』

さみしい駅弁売り場

昨今のコロナ状況下で、京都の観光客・ビジネス客は激減しているようです。

それに伴って仕入れを絞っているのか、そもそも県外の駅弁の出荷が止まっているのかは分かりませんが、『駅弁にぎわい』には各地の駅弁はありませんでした。

あるのは大阪の仕出し弁当やさんが作っているお弁当のみというさみしい状況。

特売もやっていたので久しぶりに購入して家で食べてみました。

かにめし二段重

かにめし二段重 850円

観光客・ビジネス客向けではなく、京都民向けに販売している(?)ので、生活応援キャンペーンというポップがついて特売をしていました。

 

開けてみるとこんな感じ。

850円(元値1,000円)なので仕方ないとは思いますが、カニがさみしい感じ・・・。

ご飯が見えないくらいにカニが乗っていないと”駅弁感”が出ませんね。

おかずは色々とちょこちょこ入っていて妻は満足していました。

太秦のり弁

太秦のり弁 870円

どうしてものり弁があると買っちゃう僕チョイス。

 

開けてみるとこんな感じ。

手前は切符ではなくて、おしぼりが入っている袋です。

ちょっとした仕掛けで”駅弁感”が出て良いですね~。

味の方はいたって普通でした。

以前食べて上で紹介した「とと和くら」ののり弁は美味しかったな~と改めて思いました。

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【おまけの追記】京都駅直結の伊勢丹で名店の弁当を購入できる!

10時オープンですが、伊勢丹という選択肢もあるのでご紹介します。

名店のお弁当が何種類も揃う

京都駅直結のジェイアール京都伊勢丹の地下2階は、生鮮食品やデパ地下のお惣菜、お弁当などを販売しており、実は京都の老舗や有名料亭のお弁当を販売している店舗があります。

東京に住んでいた頃から雑誌などでよく見かけていた「はつだの和牛弁当」を発見!いつか食べようと思いつつ、5年近くたってしまいました。

買うしかない!

はつだの和牛弁当

妻

私はいろんなおかずがちょっとずつ入ってる「幕の内弁当」派閥だ…

一面牛肉だと飽きちゃいそう…という初見の印象で、びびって(小)にしました。

ちなみに、包みを開いてびっくりしたのですが、木の模様がプリントされている茶色い発泡スチロールでした。軽い!初めて見たので少々戸惑いましたが、個人的には、変に包装にお金をかけるくらいなら弁当自体の値段を安くして欲しいと願っているタイプなので、全然大丈夫です。

オープン!

はつだの和牛弁当(小) 1,296円(税込)

一面牛肉なので、角にある酸っぱそうな柴漬けが実に嬉しい。そして私は下に隠されたアレを知りませんでした…

そう、肉のうまみをたっぷり吸った千切りキャベツの存在を…。

雑誌に載っている小さい写真だと牛肉が敷き詰められているようにしか見えなかったのでした。そして、このキャベツがいい仕事をしています。正直、一口目は「しょっぱ!」と思ったのですが、キャベツがかなり中和してくれました。

そして、牛肉の脂がうまい。少々しょっぱいですが、牛のうまみで帳消し。完食できました。多少しょっぱいのも京都らしい味付けと言えるでしょう。(我々夫婦が、このブログで度々提唱している「京都、実はめちゃくちゃ味が濃い問題」。)