京北の方に車で行ってきたのですが、そのときカーナビが示したのが361号でした。
特に何も考えずにカーナビに従って進んでいくと、どんどん狭くなる道、荒れ果てる道、崖なのにガードレールがない道と、死ぬほど怖い思いをしました。
その道が京都府道361号です。
これが俗に言う腐道なのだと思い知りました(ひどい道のことを、国道→酷道、府道→腐道、県道→険道、市道→死道などと言うようです)。
ということで、僕たちのような犠牲者を出さないためにも腐道361号をご紹介したいと思います。
京都府道361号とは?
京北と貴船を繋ぐ道
京都府道361号は上黒田貴船線という名称もついており、右京区京北上黒田町と左京区鞍馬貴船町を繋いでいる府道です。
- 起点:京都府京都市右京区京北上黒田町(国道477号と交わる)
- 終点:京都府京都市左京区鞍馬貴船町(京都府道38号京都広河原美山線と交わる)
となっており、方向としては京北→貴船ということになります。
貴船神社までは普通の細い道だが・・・
府道361号は貴船口駅の近くで国道38号線から分岐しています。
そこから貴船神社の奥宮あたりまでは観光地ということもあって細いながらも整備された道となっています。
ただし、歩道は無いので、細い道を歩行者と路駐車があるので、すり抜けながら通行することになります。
貴船神社の奥宮を過ぎて山間に入ると本格的な腐道となります・・・。
京都市内から京北に行くには
京都府道361号上黒田貴船線はGoogle Mapで見るとこんな感じです。
見ての通り京北と貴船を繋いでいる訳ですが、361号を通らない場合は、東側の国道477号や西側の国道162号を使うことになりかなり遠回りのように見えます。
実際には西側の162号は普通の道路ですのでスイスイ行けます。
東側の国道477号はこれも酷道と言われているほど酷い道です。
京都市内から京北に行く場合は、国道162号ルートをオススメします。
ちなみに国道162号の方には、鳥獣人物戯画で有名な世界遺産の高山寺があります。
観光地でもあるのでちゃんと整備されたのでしょね。
実際の腐道361号はこんな感じ
ドライブレコーダーの記録映像
実際に、僕たちが腐道361号を通ったときのドライブレコーダーの映像から画像にしてみました。
この画像だけでも絶対通りたくないと思う方が大半だと思います。
基本的にガードレールは無いです。
貴船→京北へ向かう場合は、ほとんどが左手が崖で、右手が山になっています。
右からは落石が怖いですし、左は落ちそうで怖いです。
上の写真だと大木があるので最悪落ちないだろうとも思えますが、大木が無くて崖のところもあるので怖すぎます・・・。
僕は運転席なので左側が遠くて見づらかったのですが、助手席の妻は、
左側の崖 怖すぎ!!
と、もはや半泣きでした。
崖区間を過ぎても落下物の恐怖が続きます。
2018年に猛威を振るった台風21号の影響でしょうか、倒れた(倒された?)木がそのままになっています。
これって予算が無いとかで綺麗にしないんですかね?斜面から滑り落ちてきて車にぶつかってきたら、タダで済みそうにありません・・・。
YouTubeにも腐道として取り上げられています
上の2枚の写真でもう行く気はなくなると思うのですが、全体像を見たければ2017年撮影の動画がYouTubeに上がっていたのでご紹介します。
この方は、酷道・腐道マニアっぽく、色々と動画をアップされているのですが、腐道361号については
京都の中でもかなり腐っている部類に入ります。
とコメントされています。
この動画を見ると2017年時点では倒木がほとんど無いことが分かりました。
なので、2018年の台風21号を経た現在となっては、この動画以上の恐怖があると思ってください。
被害
実は、腐道361号を無事に終えて京北にたどり着いた後、しばらくしてタイヤがパンクしていることに気が付きました。
心当たりはありまして、腐道361号を走っているときに落下物があってただの木片だと思って踏んでしまい、結構な音がしたのでした・・・。
あれはきっと尖った石だったのだと思います。
怖すぎ!もう絶対に行きたくない!
まとめ
府道ならぬ腐道361号をご紹介しました。
京都市内から京北に行く場合、カーナビや場所によっては腐道361号のルートになってしまうと思いますが、絶対に行かないようにしてください。
本当に後悔しました・・・。
京北に行きたければ高山寺を通る国道162号を絶対にオススメします。