『キャピタル東洋亭』は北山、というか京都で最も有名な洋食店の1つです。
創業1897年で100年以上続く老舗洋食店で、休日はもちろん平日も行列必至という人気店です。
お得なランチは予約できないので行列に並ぶしかありません。
今回は開店時間11:00直後にお店に行ってみたので、大人気ランチの前菜からデザートまでご紹介します。
百年洋食と謳う老舗洋食店の実力を堪能してきました!
北山の老舗洋食店『キャピタル東洋亭本店』
北山のシンボル
キャピタル東洋亭は1897年に河原町で創業しました。
その後、1966年に当時周囲は田園だった北山に移転し、それ以降北山が現在のように発展する中で、常にシンボルであり続けました。
現在でも洋風(?)の外観は特徴的で目を引く存在です。
裏にある駐車場から、表の入口に続く小路です。
キャピタル東洋亭のまわりは緑が溢れており、落ち着ける雰囲気であると同時に、土地の使い方が贅沢で老舗の余裕感すら漂います。
開店直後に入店
いつ通りかかっても行列なキャピタル東洋亭なので、今回は満を持して11:00の開店直後に行ってみました。
すでにお店を入ったところで待っている人が居て、とりあえず紙に名前を書いて待つことに。
もう行列なのか?!と一瞬焦ったのですが、次々と名前が呼ばれています。
どうやら満席になっているという訳ではなく、順番にお客さんを案内してオーダーを取って、また次のお客さんを案内しているという感じです。
ということで、待ち時間は5分ほどで席につくことができました。
メニュー
こちらは外に置いてあるメニュー。
店内でメニュー写真を撮るより明るくて分かりやすかったので、こちらを掲載しています。
ランチメニューは、メインがどれでも選べますが、イチオシは百年洋食ハンバーグステーキ。
ただしこのホイル包みハンバーグは1998年に始めたそうなので、100年前からやっている訳ではありません。
ホイル包みハンバーグといえば『つばめグリル』を思い起こす人も多いと思いますが、こちらは1974年からやっているそうです。
あれ?もしかして・・・?
そこまでだよ。
ランチメニューのご紹介を続けます。
メインによってランチの値段が微妙に変わってきますが、百年洋食ハンバーグステーキの場合は、
- Aランチ 1,320円
- Bランチ 1,720円
- Cランチ 2,120円
となっています。
それぞれどういう内容かと言うと、こちら。
A → B → Cランチとなるに従って、品数が増えていきます。
- Aランチ 丸ごとトマトサラダ+メイン料理+パンorライス
- Bランチ A+コーヒーor紅茶orカモミール+デザート
- Cランチ B+スープ
という感じ。
Bランチは、Aランチにドリンクとデザートが付いて+400円とかなりお得だと思います。
Cランチは、Bランチにスープが付いて+400円となりますが、これはどうだろう・・・?
デザートについては15種類から選べました。
一部のケーキは値段が加算されるものがありますが、注文時にちゃんと説明があります。
お店を入ったところにデザートケースがあるので、そちらもご紹介します。
デザートケース
お店を入ってすぐのところにはデザートケースがあり、百年プリンやケーキが並んでいます。
待っている間にここでデザートを選んでおくと注文がスムーズになるのでオススメです。
と言っても15種類もあるのでかなり迷いました。
それにしても、ケーキ屋さんと言われても納得してしまうほどの量と質のケーキが並んでいます。
テイクアウトも可能なので、ランチを食べた後にお土産としてケーキを買うのもいいですね。
洋食ランチ(前菜からデザートまで)
注文
ということで注文です。
百年ハンバーグのCランチで、ライス、紅茶、いちごタルトで!
(高いCランチに+100円のいちごタルトだ・・・)
ハヤシライスのBランチで、ホットコーヒーと百年プリン。
丸ごとトマトサラダ
注文するとすぐに出てくるのが前菜の丸ごとトマトサラダです。
メイン料理よりもこの丸ごとトマトサラダが印象に残ったという方も多い有名な逸品です。
湯剥きしたトマトの下にツナサラダがあり、オーロラソース(?)がかかっています。
店内には丸ごとトマトサラダがどっさり作ってあります。
こんなふうにケースに入っています。
トマトは産地にこだわっているそうで、この日は熊本産のトマト。
美味いね!
でもなんかイメージと違った
僕もバジルとあわせてサッパリしてる感じだと勝手に思ってた
そうそう!
ツナサラダとオーロラソースの2つでちょっと塩気が強いかも。
バジルとかは今時なイメージで、昔のトマトサラダはこうなのかもね。
スープ
こちらはCランチのコーンスープ。
珍しく濾してない!
濃厚で栄養ありそうで良いね!
百年洋食ハンバーグステーキ
百年洋食ハンバーグステーキです。
アルミホイルがパンパンに膨れ、熱い鉄板に乗って登場。
さっそく割ってみます。
ハンバーグにデミグラスソースとゴロッとした牛肉が乗っており、付け合せにしめじとインゲン。
アルミホイルの外側には北海道産じゃがいもとクレソン。
久々に自作じゃなくて、洋食屋のハンバーグって感じ!
胡椒が効いてて美味い!
じゃがいももホクホクで美味いよ
ハヤシライス
シェフのおすすめメニューということで、ハヤシライスを注文してみました。
まさかの写真撮り忘れたのですが、メニューの写真とほとんど変わらないボリュームでお肉と玉ねぎが入っていました。
ハヤシライスうまっ!
トマトの味が濃いハヤシライスだ
丸善よりよっぽど美味しいよこれ。
確かに!
百年プリン
ランチにつく百年プリンはミディアムサイズです。
濃厚で固めのプリンで、いかにもしっかりと手作りしているな~という感じ。
コーヒーもちゃんと美味しいやつです!
季節限定:いちごタルト
季節ということでいちごタルト。
ふ、普通!
『キャピタル東洋亭本店』の感想
ということで、メニューそれぞれの感想は上に書きましたので、全体的な感想戦です。
満腹!かなりのボリュームだね
ハンバーグは結局普通だったなあ。
やっぱり丸ごとトマトの方が印象に残るかも。
そう?ハヤシライスはマジで美味かった。
あと、お店の雰囲気がめちゃくちゃ良いね!
めっちゃ忙しそうなのに店員さんがギスギスしてない
店内の置物に全くホコリがないし、トイレも綺麗
かなり手がかかってるよね~
老舗にありがちな料理だけスゴイって訳じゃなくて、
お店全体がしっかりしてて好印象!
これで1人2,000円くらいなら確かに行列できちゃうよね。
料理も店内も、京都を代表する老舗洋食屋の実力を見たという感じでした。
行列必至ですが、一度は体験してみるべきお店だと思います。
アクセス
基本情報
住所:〒603-8053 京都府京都市北区上賀茂岩ケ垣内町28−3
営業時間:11:00~22:00(無休)
地下鉄烏丸線の北山駅から徒歩3分です。4番出口が近いです。
駐車場もたっぷりあるので車でのアクセスもOKです。
Webサイト
キャピタル東洋亭公式サイト:http://www.touyoutei.co.jp/
東洋亭の歴史やメニューを見ることができます。
なぜかメニューはお値段が分からないのですが、あえてなのか・・・。
駐車場
キャピタル東洋亭本店の裏側には30台ほど停められる駐車場があります。
広めの駐車場なので停めやすいですし、言うことなしです。
店舗
今回ご紹介した本店は北山にありますが、他にも京都や大阪に店舗があります。
- 京都
- 高島屋店(京都タカシマヤ7F)
- ポルタ店(京都駅前ポルタ地下街)
- 近鉄店(京都駅八条口近鉄名店街「みやこみち」)
- 大阪
- 阪急店(阪急うめだ本店12F)
- なんば店(大阪高島屋なんば7F)
- あべの店(あべのハルカス近鉄本店13F)
- 新大阪店(JR新大阪アルデ2F)
東洋亭の社長が「全てのお客様がお越しになりやすい場所で営業しています」と言う通り、立地の良いところばかりですね~。さすが!