嵐山の天龍寺で『八方睨みの龍』を見る前に!知っておきたかったことを全部書く

寺社仏閣

ふらっと立ち寄った天龍寺で『雲龍図』や『八方睨みの龍』というワードを見かけて、

僕

あ!これ有名なやつだ

妻

見に行ってみよ~

早速行ってみたのですが、正直に言ってガッカリしました。

というのも、おそらく多くの人が有名な『八方睨みの龍』として思っているのはココではないからです。

他にも色々と先に知っておきたかった!ということがあったのでご紹介します。

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京都にはたくさんの『雲龍図』がある!

『雲龍図』スポット

『雲龍図』とはお寺の法堂等の天井に描かれた絵のことで、京都には多くのスポットがあります。

例えば、相国寺、建仁寺、南禅寺、東福寺、大徳寺、妙心寺、天龍寺などが有名です。

『雲龍図』にも色々と種類があり、相国寺や大徳寺のものは手を叩くと音が響くいわゆる『鳴き龍』であったり、建仁寺は2体の龍が描かれた『阿吽の双竜龍』であったりします。

『八方睨みの龍』とは?

『八方睨みの龍』はどこから見ても龍と目が合うという絵で、妙心寺や天龍寺の『雲龍図』のことです。

おそらく多くの人が有名な『八方睨みの龍』として思っているのは妙心寺の方です。

これは江戸時代に狩野探幽が8年の年月で描いたもので、重要文化財にも指定されており、歴史的な重みを感じる『八方睨みの龍』です。

一方で、天龍寺の『八方睨みの龍』は、最初は明治に鈴木松年によって描かれたものの損傷が激しく、現在は平成9年に加山又造によって描かれたものが公開されています。

こちらも日本画の大家ではあるものの、失礼を承知で言わせていただくと、やはり歴史的偉人である狩野探幽の『八方睨みの龍』を見たいと思ってしまうのが普通の感覚かと思います。

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嵐山の天龍寺で『八方睨みの龍』を見た感想

選佛場の天井に『八方睨みの龍』

座禅修行するための禅堂である「選佛場」の天井に『八方睨みの龍』が描かれています。

こちらが正面側に見えるのですが、入口は反対側にあります。

 

こんな感じの案内看板が置いてあり、てっきりかの有名な『八方睨みの龍』だ!と思った僕たちは行ってみることにしました。

料金

料金は大人500円で、これは天龍寺の庭園・諸堂拝観料とは別料金です。

「選佛場」の入口で料金を払い、上のようなパンフレットがもらえます。

『八方睨みの龍』を見た感想

再三に渡って失礼なことを言いますが、

僕

え?これだけ?

と思ってしまったのが正直な感想です。

勝手に勘違いしていた僕たちが悪いのですが、本当に「選佛場」(法堂)に入って『八方睨みの龍』を見るだけであり、その龍もなんだか新しくて見ごたえがありません。

日本画を勉強している方にとっては良いのかもしれませんが、多くの一般人にとっては、天龍寺の公式サイトにある画像を見れば十分だと思います。

 

こんな感想になってしまった原因は2つあり、1つは有名なのは妙心寺の狩野探幽の『八方睨みの龍』の方なのに勘違いしていたことであり、もう1つは天龍寺の『八方睨みの龍』は庭園・諸堂参拝料と別料金であることです。

別料金の方が儲かるのでしょうけど、せっかくの『八方睨みの龍』がガッカリスポットになってしまうので、セット料金にした方が良いと思います。

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アクセス

基本情報

住所:〒616-8385 京都府京都市右京区嵯峨天龍寺芒ノ馬場町68

営業時間:8:30~17:30

嵐電本線の嵐山駅から徒歩5分です。

Webサイト

公式サイト:http://www.tenryuji.com/unryuzu/

駐車場

天龍寺には100台ほどの駐車スペースがあり、1回1,000円で利用できます。

観光地だけあってちょっと割高感がありますが、天龍寺以外にも1日かけて嵐山を観光するときは便利だと思います。

詳しくは公式サイトでご確認ください:http://www.tenryuji.com/visit/index.html