秋の京都というとどこも観光客で混み混みというイメージですが、『豊国神社』は穴場です。
『豊国神社』は豊臣秀吉を祀っている神社なのですが、外国人には誰それ?という感じでしょうし、観光スポットになりにくいのかもしれませんね。
日本人にとっても、わざわざ行く人は少ないようですが、大人気観光スポットである三十三間堂の近くなのでちょっと足を伸ばしてみてはいかがでしょうか?
豊臣秀吉を祀る『豊国神社』総本社
豊国神社とは
豊国神社は豊臣秀吉を祀っている神社です。
人を神様として祀っている神社は全国でも珍しいです。
豊臣秀吉が死去した翌年の1599年に、豊臣秀吉が葬られた東山の阿弥陀ヶ峰の中腹に神社が創建されたのが始まりです。
しかし1615年に豊臣家が滅亡すると、徳川家康によって神社は没収され朽ちてしまいます。
時は流れ、明治天皇の命によって1880年に現在の場所に再建されました。
紅葉も終わりの豊国神社
12月初めの豊国神社です。
イチョウやもみじが数分あり、紅葉も楽しめますが、紅葉スポットというほどではありません。
豊国神社の前のこのあたりは京都にしては道が広々としているので路駐が多いです。その割に観光客はいないので、どこかのんびりとした雰囲気が漂っています。
豊国神社の見どころ
国宝の唐門
豊国神社の社殿は1880年に再建されたものですが、この唐門は元々は伏見城(豊臣秀吉が築城)にあったと言われているもので、国宝に指定されています。
伏見城 → 二条城 → 南禅寺 → 豊国神社と受け継がれてきたものとされています。
歴史のロマンを感じますね~。
写真で見ても立派さが分かるかと思いますが、実際に門の前で眺めてみると迫力があります。
↓唐門の上部をアップで。
豊国大明神というのは、豊臣秀吉の死後に朝廷から与えられた神号です。
横に見える鶴も歴史を感じさせるカッコよさがあります。
宝物館
豊臣秀吉の歯が見られると有名な宝物館があります。
一般300円、大学生・高校生200円、小中学生100円です。
重要文化財にも指定されている豊臣秀吉ゆかりの品々を見ることができます。
アクセス
基本情報
住所:〒605-0931 京都府 京都市 東山区 茶屋町 530
京阪本線七条駅から徒歩8分。京都駅から市バスに乗り「博物館三十三間堂」というバス停で下車して徒歩5分ほどです。
三十三間堂に行くついでに、豊国神社にも足を伸ばしてみることをオススメします。
Webサイト
Twitter:https://twitter.com/toyokunishrine
意外にもTwitterをやられています。
駐車場
神社の敷地内に駐車場があります。全部で10~15台ほどでしょうか。
参拝客であれば無料で利用可能です。
また、神社前の道はかなり広々としており、いつも路駐や休憩タクシーが居ますので、そこを利用しても良いかと思います。