タイ料理やベトナム料理はかなり一般的ですが、ラオス料理というのは京都に限らず全国的にも珍しいのではないでしょうか?
ラオスには行ったことないけど、めっちゃ気になる!
ということで、ラオス料理屋さんの『YuLaLa』(ユララ)へと行ってみました。
ラオスには行ったことがないので本場感とか本格的かという話は置いておいて、『YuLaLa』の料理は丁寧な仕事っぷりと繊細な味付けが感動的でした。
ということで、四条にある『YuLaLa』についてご紹介します。
四条のラオス料理『YuLaLa』(ユララ)
ラオスで10年以上のレストラン経営
四条駅から南東の方に徒歩5分で『YuLaLa』に到着です。
四条とはいっても繁華街というよりは住宅街という感じの場所にあり、普通のマンションの1階部分がお店になっています。
『YuLaLa』はラオスで10年以上もレストランをやっていた後、帰国して2015年から京都でラオス料理屋さんをはじめたそうです。
ラオス料理というのは珍しいと思いますが、僕自身も初ですし、ラオスに行ったこともないので、どんな料理なのかワクワクしました。
お店の様子
1つ目の写真を道なりに進むと、左手にまず個室があります。
お店の方が満員になると、次に来たお客さんはこちらの個室に案内されていました(もともと予約でそうだったのかは分かりません)。
“奥の扉からお入り下さい”の通り、もうちょっと進むとお店の扉があります。
普通のマンションの1階なので、自転車やバイクがいっぱいで、生活感がすごい・・・。
しかし、ここに住んでいる人は毎日あの『YuLaLa』の美味しい料理を想像してしまうのかと思うとちょっと可愛そうにもなります。
お店の中に入るとこんな感じです。
いちばん奥の席に座ったので、テーブル3つとカウンター2席ということになり、ここは8人で満員っぽいです。
個室も2人っぽかったので、10人が最大ということになるでしょうか。
ご夫婦でやっており、丁寧な仕事っぷりの料理からも10人が限界というのはよく分かります。
メニュー
まずはお店の前にあったメニューがこちらで、定番料理はこれでほぼ全てです。
料理自体やその名前はタイ料理に近い気もします。
中のメニューにはさらに季節メニューとドリンクがあるというくらいです。
1つ注意点としては1ドリンク制となっています。
お酒飲みの方は問題ないと思いますが、僕たちは飲まない人なので、ラオスのお茶(ポット)を2回頼んで2人でシェアしていました。
▼ラオスのお茶
ラオスのお茶/レモンブラザーズ 各700円
茶器はベトナムっぽいですね。
ラオスのお茶は軽めの烏龍茶という感じでサッパリしていました。
レモンブラザーズというのは、レモングラス、レモンバーベナ、レモンバーム等を混ぜたお茶だそうで、こちらもスッキリ爽やかでした。
その他、フルーツジュースやコーヒーもあります。
『YuLaLa』のラオス料理を食べた感想
とりあえずの一品
壬生菜のソムパク(ラオス風野菜のなれずし) 440円
後から分かりましたが、『YuLaLa』のお料理は割と時間がかかる(丁寧に作られているのでそれは当然だと思います)ので、まずはドリンクと、とりあえずの一品で待つのが正しいのだと思います。
この日のとりあえずの一品は、
- ディルたっぷりポテサラ
- イカとミョウガダケのライムリーフ塩あえ
- 壬生菜のソムパク(ラオス風野菜のなれずし)
の3つでした。
壬生菜(みぶな)というのは京野菜で、それをラオス風のなれずしにしたということで、早速、京都とラオスのコラボレーションな料理です。
めちゃくちゃウマーーー!
もっとクセがあるのかと思ったけど、優しい味だね
しかも、しょっぱくない!
とりあえずの一品というお通しっぽい品ですが、塩っぱくない優しい味付けというのが素晴らしかったです。
当ブログでは再三、京都の飲食店の味付けは塩っぱすぎる!と言い続けていますが、『YuLaLa』のお料理は全品がしょっぱくなく、ちょうどいい味付けでした。
オラーム(牛肉とナスの具だくさんとろみスープ)
オラーム 並(1~2人前) 1,100円
ラオスのおふくろの味というスープなのだそうです。
それもあってか、全体的に茶色くて”映え”ではないかもしれませんが、名前の通り具だくさんのスープにディルの風味が効いていて、『YuLaLa』めっちゃ美味いじゃん!と本日の勝利を確信したのでした。
並(1~2人前)となっていますが、2人で食べてちょうど前菜になるくらいの量です。
具だくさんなので水分が多くてお腹が重くなるということはありません。
カオニャオ
カオニャオ 440円
ラオス料理の主食であるもち米で、白米のみか黒米入りを選ぶことができます。
ラオスではここから一口分を手で取って食べるそうで、それに適した水分量(つまり固め)の炊きあがりです。
カオニャオとオラームが激烈に合うので、あわせて注文することをオススメします。
本日の魚のモックパー
本日の魚のモックパー(この日はブロトロ) 1,760円
行く前から一番楽しみにしていたのがこれです。
ディルやレモングラスでマリネした旬の魚を、バナナの葉に包んで蒸したもの。
コストも手間もかかるのにわざわざバナナの葉で包んであるところが良いですよね。
バナナの葉を開けると、ハーブの香りが立ち込めて食欲を刺激。
めっちゃいい香り!!
魚だけを食べてもハーブの香りが口に広がる!
と2人で大興奮。
1つ1つの素材はめちゃくちゃ良いものを使っている訳ではないと思いますが、ハーブの使い方や味付けが丁寧かつ繊細で、素晴らしい完成度の料理に仕上がっていると思います。
ラープガイ(とり肉とハーブのサラダ)
ラープガイ 並(1~2人前) 990円
量が分からなかったので加減して頼んだ後、そんなに多くもなかったので、サラダに戻って注文しました。
サラダは3種類あり、基本的にはほぼ同じで肉・魚だけが違うそうです。
- コイパー(魚とハーブのサラダ)
- ラープガイ(とり肉とハーブのサラダ)
- サーグア(牛肉とハーブのサラダ)
僕たちは魚と牛肉の料理はすでに食べていたので、とり肉のラープガイにしました。
サラダとなっていますが、とり肉もかなりゴロゴロと入っているので、半分メインにもなり得る品だと思います。
上からかかっている粉は正直何かよく分かりませんでした。
魚粉・・・?
いやそれはないでしょ・・・ピーナッツかな?
ミントもかなり多めだったのでちょっと香りがキツイかも?と思ったのですが、全然そんなことはなく、サッパリ美味しいサラダでした。
誰でも食べやすいくらいのハーブ具合だと思いますが、逆に言うとハーブ大好きな僕たちにはちょっと物足りないかもというくらいです。
これは必食!YuLaLaのナムワーン
YuLaLaのナムワーン 550円
ラオス風冷たいココナッツミルクぜんざいです。
そもそも『YuLaLa』は妻の同僚からのオススメだったのですが、その方がデザートのココナッツミルクだけは絶対に食べた方が良いとのことでした。
食べてみて納得。
何これ?!めちゃくちゃ美味いんだけど!!
ココナッツ苦手な方だけど、これは美味い
僕はココナッツの変な刺激臭みたいなもの(あれって保存料とかなんだろうか?)が苦手なのですが、このココナッツミルクは優しくまろやかで、すんなり食べられました。
その他の具は、バナナ、タピオカ、緑豆、ハト麦、白玉、自家製ココナッツアイスクリームとのこと。
自家製ココナッツアイスクリームがまた激ウマです。
『YuLaLa』に行った際にはぜひこのデザートで〆てください、というか別のレストランで食べたとしてもこのデザートだけ食べに行きたいくらいです。
アクセス
基本情報
住所:〒600-8075 京都府京都市下京区万里小路町163 エトワール四条1f
営業時間:17:00~23:00(火曜定休)
地下鉄烏丸線の四条駅から徒歩5分です。
Webサイト
Facebook:https://www.facebook.com/yulalalaos/
駐車場
駐車場はありません。