ベトナム料理屋『ベトキッチン』で未知の異国の味を堪能

グルメ

定期的に東南アジア料理を食べたい周期がやってきます。

そんなタイミングで、ちょうど近くに寄ったこともあり、前から気になっていた西大路駅近くのベトナム料理店『べトキッチン』で夕飯を食べてきました。(丹波口駅も近い)

日本人がやっているベトナム料理屋ではなかなかお目にかかれなそうなメニューもたくさんあったのでご紹介したいと思います。

スポンサーリンク

「本場ハノイの味」を提供するベトナム料理屋

 

店員さんもシェフもベトナム人(多分)

ググったところ、どうやらシェフはちゃんとベトナム人で「本場ハノイの味」を提供してくれるらしい。ハノイの味がどんなかはわかりませんが、期待大です。

店に入るとおっとりしたベトナム青年が、丁寧にお迎えしてくださいました。店内は落ち着いた様子でなかなか居心地が良い。厨房で話されている言葉はベトナム語のようなので(多分)本場の方々が頑張っているお店みたいです。

メニュー

「非常識春巻き」とはなんぞや。

他にもいろいろありますが、メニューの一部です。

スポンサーリンク

いざ注文&実食!見慣れないものを中心に…

 

前菜:「揚げ春巻き」と「ハスの茎のサラダ」

まずは「揚げ春巻き」と「ハスの茎のサラダ」を注文。

揚げ春巻きは看板メニューらしく、お店もすごく推してました。サクッとしていて甘辛くてお酒が進む感じ。

「揚げ春巻き」と2本 330円(税込)

 

野菜も欲しいね、ということで定番の青パパイヤのサラダを華麗にスルーして「ハスの茎」を注文。ハスの茎なんて食べたことない気がするので冒険。実際はエビの乗ったカクテルサラダみたいなグラスが出てきて拍子抜け。ハスの茎は、ちょっとふにゃシャキっとした野菜って感じです。味はほぼ無味。興味がある方は食べてみてもいいかもです。ドレッシングがちょっと濃いかも。お酒には合いそうです。

ハスの茎のサラダ 660円(税込)

 

牛肉フェービーフン

そして、やっぱりベトナム料理屋に来ると俄然フォーが食べたい!と思ったものの、散々迷った挙句「フォー」に響きの似た「フェー」を注文。メニューで小さい写真を見た感じではフォーとの違いが判らない謎の麺料理です。

牛肉フェービーフン 1,050円(税込)

説明には「レモングラスピリ辛スープ」と書いてある。こちら、すっきりしててピリ辛、日本人にもとても食べやすい風味でした。大きな牛肉となんか変わったハムがどっさり乗っててボリューム満点。でも、結局「フェー」と「フォー」の違いはよくわからず。

京都の焼肉屋でよく見かける「ヒレ」をなまりっぽく「ヘレ」と表記している的なアレではなく、この店のメニューにはちゃんと「フォー」と「フェー」の両方があったので、「フォー」をハノイなまりで「フェー」と書いているとか、そういうんじゃないはず。

違いがあるはずなので改めて調べてみると「ベトナム中部の料理・フェー」というのがやっぱりあるらしい。正式名称は「ブンボーフエ(bún bò Huế)」。この「フエ」が「フェー」みたいです。牛ベースのスープに、ビーフン、豚、牛肉、ハムが入っていて、ネギ、バジルが添えられているらしい。じゃあ、麺はフォーと一緒の米粉で作られていて、その他のスープとか具の形式が違う的なことなんでしょう。

 

ブンダウ(揚げ豆腐つけビーフン)

これまた見たことのない料理名「ブンダウ」を注文。見た目はでっかいざるにそうめん?といろんな青い野菜と練り物、揚げ豆腐、豚肉が並べられているつけ麺的な感じ。まずはタレにどっぷり白い麺(多分米粉麺)を付けて食べてみましたが、なかなか衝撃の味…。このタレ、つけ麺のノリでたっぷりつけるものではないくらい塩辛い!そして、エビの塩辛が発酵したような不思議な風味。エビ味が凝縮されていて、これはエビが苦手な人が食べたらノックアウトな味。もし現地ベトナムの屋台かなにかで食べていたら「これ、腐ってる…?」と疑って思って箸が進まなかったかも…そんなある種危険な味です。

ただ、食べ進めるうちに見つけた正解の食べ方は、野菜・揚げ豆腐や練り物・麺を合わせて、タレにすこーしつけて食べる。添えてある檸檬をかけるとさわやかで、ちょうどいい塩味。欲を言えば、パクチーやシソがさわやかでいい感じなので、野菜がもっとあってもいいかも。

ブンダウ(揚げ豆腐つけビーフン) 1,060円(税込)

 

デザート:2つの「チェー」

最後に食後のデザート「チェー」を注文。

チェーは別のベトナム料理屋で食べたものがすっごくおいしかったので、それ以来好物。あれば絶対注文します。メニューには「チェーはベトナム伝統的なスイーツです。当店のチェーは5種類以上の具(豆、緑豆、仙草ゼリー、ココナッツ、タピオカ等)に特製のココナッツミルクソースをかけた、人気の一品。」と書いてある。

緑豆、仙草といえば大好物の台湾スイーツを思い出します。仙草は見た目は黒いコーヒーゼリーみたいな感じでちょっと癖のある味。台湾に行ったことがあっても食べたことはない日本人も多いかもしれませんが、こんなふうに国を超えてアジアで愛されるスイーツなのでぜひ試してほしいです。私はすごく好きで、台湾に言ったら必ず食べます。

このお店のチェーですが、やっぱりココナッツミルクと小豆のコンビネーションは鉄板。タピオカの食感と豆の食感もそれぞれ違って良い。以前京都四条のラオス料理屋『YuLaLa』さんで食べたココナッツミルクぜんざいには負けますが(あれは乾燥ココナッツ?のサクッとした食感がプラスされていて絶妙…)美味しかったです。

ベトナムチェー(べトナムぜんざい) 540円(税込)

そして冒険で「ドリアンチェー」も注文。久々にドリアンを食べましたが、やっぱり安定の臭さ。あの味、なんて例えたらいいんですかね…私的にはガソリンとフルーツの腐りかけを合わせたみたいな味。マズイというか、臭い。でもあとからフルーティーさが来るので食べれなくはない、という感じです。

中国のピザ屋さんではドリアンピザが定番らしいですが、やっぱり子供の頃から慣れ親しんだ味か、そうでないかでマズイとか臭いの概念も変わるんでしょうね。日本の納豆だって、外国人にとっては奇妙なものでしょう。そういう概念を超えて、馴染みのない食べ物に挑戦することが、こういった料理店での醍醐味かもしれません。ドリアンに挑戦したことがない方はぜひ食べてみてください。

ドリアンチェー 430円(税込)

スポンサーリンク

アクセス

基本情報