2019年の桜の見頃シーズンは4月上旬でした。
その真っ只中に京都府立植物園に行って、京都に来て初めての桜を見てきました。
植物園とは言っても広大な公園のようになっており、東京で言うと新宿御苑をイメージしていただければいいと思います。
そんな京都府立植物園は「植物園」というだけあって、様々な品種の桜の木があったり、桜以外の花も咲いていたりと、普通のお花見以上に色々な楽しみ方ができる素晴らしい場所でした。
となると気になるのは混雑具合や駐車場の様子だと思います。
僕たちが行ったのは金曜だったのですが、翌日の土曜も偶然近くを通りかかったので、平日と休日の両方の混雑具合や駐車場について、実際に行ってみたレポートをご紹介します。
京都府立植物園
まずは京都府立植物園について簡単に説明します。
日本で最初の公立植物園
京都府立植物園とは、京都市左京区にある植物園で、1924年(大正13年)に開園した日本で最初の公立植物園です。
面積は24ヘクタールで、東京で言うと浜離宮恩賜庭園と同じくらい、新宿御苑の半分弱くらいの大きさです。
広大な敷地には約12,000種類、12万本の植物が植えられており、熱帯植物を集めた温室もあります。
利用案内
開園時間
普段の開園時間は次の通りで、園内の観覧温室は時間が短めなので注意してください。
- 植物園 :午前9時~午後5時(入園は4時まで)
- 観覧温室:午前10時~午後4時(入室は3時30分まで)
桜の見頃シーズンからゴールデンウィーク明けまでは開演時間が延長となります(2019年の場合は4/8~5/19)。
- 植物園 :午前9時~午後6時30分(入園は6時まで)
- 観覧温室:午前10時~午後4時(入室は3時30分まで)
※園内の観覧温室は延長されません。
料金
入園料と温室観覧料は次の通りです。
- 入園料
- 一般 200円
- 高校生 150円
- 中学生以下 無料
- 温室観覧料
- 一般 200円
- 高校生 150円
- 中学生以下 無料
観覧温室を見る場合は、入園+温室料金で一般400円となります。
券売機では、入園のチケット(一般200円)か、入園+温室のセットチケット(一般400円)かの2種類のどちらかを購入することになります。
初めて行く場合は、入園+温室のセットをオススメします。
ガイドマップ
京都府立植物園は入口が4箇所ありますが、大半の方が利用するのは北山門と正門です。
北山門は名前の通り、地下鉄烏丸線の北山駅からすぐのところにあり、電車で行く場合はここを利用することになります。
正門の方には駐車場があるため、車で行く場合はここを利用することになります。
ただし、植物園の駐車場は少し高いため、平日であれば北山側のコインパーキングを利用することをオススメします(詳しくは実際のレポートに記載します)。
植物園内の桜スポットは3つあります。
- 北山門を入ってすぐの「桜品種見本園」
- 園内中央部の桜林「しだれ桜」
- 園内西側の桜林「ソメイヨシノ」
すべてのスポットを回っても大した距離ではないので、すべて見ることをオススメします。
桜の見頃シーズンのレポート
混雑具合
平日(金曜)と翌日の土曜日に行ってみたので混み具合を比較してご紹介します。
平日(金曜)
金曜のお昼頃に京都府立植物園へ行ってみましたが、全体的に混んでいる印象は全くありませんでした。
北山門の券売機では3~4人ずつ並んでいる感じで、すぐにチケットを買うことができました。
▼最も混んでいると思われるソメイヨシノがある辺りがこちら
お花見している家族連れがたくさん居ましたが、上の写真のように十分な間隔を空けて座れている状況でした。
しだれ桜のある辺りではウェディングドレスを着た方の写真撮影が行われているほどで、写真を撮っても人が邪魔にならないようにできる程度の混み具合だと思って良いと思います。
休日(土曜)
偶然にお昼くらいに通りかかったのですが、北山門の券売機から行列ができて、歩道にまで続いていました。
見た感じではチケットを買うだけで30人くらいの行列という感じでしょうか。
平日と比べると10倍くらい混んでいると思われます。
駐車場
楽さ重視であれば専用駐車場、値段重視であれば周辺のコインパーキングをオススメします。
専用駐車場
京都府立植物園には正門側に専用駐車場があります。
料金が1時間以内は300円、それ以上は800円なのですが、普通に植物園を見て回る場合は1時間を超えてしまうと思います。
正門直結で近いので楽ではありますが、周辺のコインパーキングよりも若干割高です。
北山周辺のコインパーキング
平日であれば、北山周辺のコインパーキングは1日500~600円で駐車できますので、専用駐車場よりも安く済みます。
ただし、花見の季節は混雑しているので、満車の場合は諦めて専用駐車場に行った方が良いかもしれません。
▼コインパーキング紹介
一番近いのは、北山通りにあるタイムズ北山駅前第二です。
平日であれば1日600円(休日1,000円)なので、まずはここをチェックしてみると良いと思います。
ここが満車の場合は、そのまま北山通りを進んでロイヤルホストの手前を左折して裏道に入りましょう。
裏道には3つコインパーキングが固まっています。
1つめはタイムズ北山通りで、ここは平日も休日も1日600円です。
2つめは向かい側にあるタイムズ北山通り第二で、ここも平日も休日も1日600円です。
最後の3つめはフルーツパーク北山駅で、ここは平日500円、休日700円です。
上記の写真すべてが満車であるように、金曜の11時頃に行ったのですが、運良く1台空いている混雑具合でした(僕が駐車したので全て満車になりました)。
もし確実に停めたいのであれば、午前の早い時間に行くことをオススメします。
もしくは、駐車場を予約できるakippaというサービスがあり、安いところは1日400円台で予約できますので、利用してみてはいかがでしょうか?
お花見
前置きが長くなりましたが、桜の様子もレポートしたいと思います。
北山駅の裏道で駐車して、北山門でチケットを購入して入園しました。
北山門を入ってすぐ右手にあるのが桜品種見本園です。
桜品種見本園
日本人がいちばん見慣れているのはソメイヨシノだと思いますが、それ以外にも多くの品種の桜があり、桜品種見本園にはたくさんの品種が数本ずつ植えられています。
いくつか写真でご紹介します。
真っ白な花のオオシマザクラ。
富山県に自生地がある越の彼岸桜。
久留米市で誕生した啓翁桜。
少し早めに咲くので、ソメイヨシノが満開だった4月上旬にはもうほとんど散っていました。
桜品種見本園にはまだ咲いていない桜もこんなに。
色々な種類があるので、早咲き~遅咲きまであり、長い間どれかの桜は見頃となります。
しだれ桜
北山門から観覧温室の方へ向かう途中に桜林という場所があり、しだれ桜とソメイヨシノが花を咲かせていました。
まずはしだれ桜から。
このしだれ桜ゾーンには、プロのカメラマンによる写真撮影をしているカップルが3~4組ほど居ました。
中国人カップルも居て、日本の桜との写真を撮ってもらっていました。
しだれ桜にもいくつか種類があるようで、色の違うものや、しだれ具合が違うものなど様々です。
ピンクがかった花のしだれ桜。
やっとこさ立っているようなしだれ桜。
白い花の方は生き生きとしていて綺麗でした。
ソメイヨシノ
みんなが見慣れているのがソメイヨシノということで、この辺りでお花見をしている人が一番多かったです。
花の密集感と、白にほんのちょっとピンクが入った色が、やっぱりこれが一番見慣れていると思うのではないでしょうか。
アクセス
基本情報
住所:〒606-0823 京都府京都市左京区下鴨半木町
開園時間:9:00~17:00(入園は16:00まで)
桜の季節~GWまでは閉園が18:30まで延長されます。
地下鉄烏丸線の北山駅3番出口からすぐです。
Webサイト
京都府Webサイト:https://www.pref.kyoto.jp/plant/index.html
京都の植物園の職員Twitter(公式なのかは不明):https://twitter.com/zz3ainpxghrnsm7
駐車場
植物園の南側(正門側)に専用駐車場があります。
1時間まで300円、それ以上で800円(時間制限なし)です。
まとめ
2019年4月上旬、桜の見頃シーズンを迎えた京都府立植物園に行ってきました。
平日(金曜)は、北山周辺のコインパーキングは満車に近かったですが、植物園自体はさほど混んでおらず、ゆっくりと桜を見ることができました。
休日(土曜)は、前を通りかかっただけですが、入場チケットを買うための行列が歩道まで続いており、大体30人待ちくらいと平日の10倍近い混雑になっていました。
休日は混み合いますので、できるだけ電車で行くようにするか、車で行く場合は午前の早い時間に行ったほうが良いと思われます。
入園料は一般200円(中学生以下無料)と安く、色々な桜やその他植物を楽しめるので、桜の見頃シーズンにはオススメの場所です。
以上、京都府立植物園の桜レポートでした!