意外にもパン屋激戦区である京都において、昔から京都民の御用達となっている『志津屋』というパン屋さんがあります。
路面店だけでなく、駅ナカやショッピングモールでも販売しています。
そんな『志津屋』で特に有名なのが「カルネ」というパン。
京都出身の岸田繁さん(くるり)も、子供の頃からずっと「カルネ」を食べていてソウルフードだと紹介されていました。
ということで、京都に移住した我々もついに『志津屋』のカルネを食べてみましたのでご紹介します。
『志津屋』カナート洛北店
京都民御用達の『志津屋』
1948年に開業した『志津屋』は、70年以上も京都民に愛され、今では20店舗以上を展開しています。
二条よりちょっと西に行った山ノ内というところに本店があります。
路面店だけでなく、京都駅等の駅ナカ、イオンモール京都桂川店等のショッピングモールにも出店しており、京都のいたる所で『志津屋』を見かけることができます。
ちなみに、2019年1月時点の店舗は以下の22店舗です。
- 本店(山ノ内)
- 三条店
- 京阪三条店
- 烏丸御池店
- 四条烏丸店
- 堀川店
- 祇園店
- 大手筋店
- 七条店
- 竹田駅店
- 京阪祇園四条店
- JR山科駅店(2018年4月にOPENした新しい店舗)
- 京都駅店
- JR二条駅店
- 山科三条店
- 近鉄丹波橋店
- 京阪くずは店
- カナート洛北店
- 鞍楽店
- 出町柳店
- コトチカ京都店
- イオンモール京都桂川店
定番・代表商品の「カルネ」
京都民以外は「カルネ」と聞いても何もイメージできないのではないでしょうか?
僕も「カルネ」なんて聞いたこともありませんでしたし、むしろ「コロネ」じゃないの?と思ったくらいです。(コロネは巻貝みたいな形のパンにクリーム等を詰めたものです。)
志津屋のパンで不動の1番人気であり、京都民のソウルフードと言わしめる「カルネ」とは何か。
ドイツ風のフランスパン「カイザーゼンメル」にマーガリンを塗り、ハムとシャキシャキ玉ねぎを挟んだものなのです。
と文字だけだと分かりにくいので、志津屋のWebサイトでイメージ付きでご覧ください。
パッと見、何だか安っぽい感じなのですが、食べてみるとめちゃくちゃバランスが良くて美味しいです。実食レビューはまたあとでご紹介します~!
志津屋カナート洛北店
ということで、京都民のソウルフードである「カルネ」を買いに、志津屋カナート洛北店に行ってきました。
カナート洛北というのは、左京区にあるショッピングモールです。
一通りのお店は揃っているし、何か買えば(金額不問で)駐車料金が2時間無料なので、車持ちにはとても便利なショッピングモールだと思います。
そんなカナート洛北の地下にスーパーのイズミヤがあり、その一角に志津屋があるのです。
イズミヤでお会計になるので、普段の買い物とあわせて志津屋のパンを買えるようになっています。
開店直後(10時)の様子
朝イチでパンが食べたい!と思いたち、10時開店にあわせて行ってきました。
開店直後だけあって棚いっぱいに並ぶパンたち。空いている場所もあるなーと思ったのですが、続々と入荷されてくるパンを店員さんが並べていき、どんどん隙間は無くなっていきました。
閉店間際(19時)の様子
別の日、19時すぎに志津屋カナート洛北店に行ってきました。
閉店は21時なので実は閉店間際でもないですが、19時頃になるとどんどん割引シールが貼られ、京都民のおばさま方が根こそぎパンをさらっていくという光景でした。
この時間には人気商品の「カルネ」はもうありません・・・。
『志津屋』のパンを実食レビュー
ということで買ってきました。志津屋のパン。
左上がミニカスクート(フランスパンにハムとチーズが入ったサンドイッチ)
左が1番人気のカルネ
真ん中がホワイトキャラメルロール
右がニューバード(カレー風味のパンにソーセージが入っている)
です。
全体的に安っぽいパン(というか実際安い)なんですが、いかにも庶民の味という美味しさです。毎日食べても飽きない味だからこそ70年以上も愛されているんでしょうね。
それではそれぞれ感想を。
カルネ
カルネ 190円
まずはさっそく、京都民のソウルフードのカルネです。
チーズ入りや、ペッパー入りのカルネもありますが、これは普通のカルネ。
焦げてる!
まあまあ
初めて食べたのになぜか懐かしいパンだなあ
シャキシャキ玉ねぎが良いアクセント
マーガリンだし、ハムも安っぽいのに、悔しいくらい美味い
さすが不動の1番人気だけあって、飽きない美味しさだね~
ミニカスクート
ミニカスクート 200円
フランスパンにボンレスハムとプロセスチーズを挟んだサンドイッチです。通常サイズのハーフがミニカスクート。
まあ美味しいけど、思った通りの味だね
チーズうまい
ホワイトキャラメルロール
ホワイトキャラメルロール 170円
単一写真忘れました・・・。真ん中の白いパンです。ふんわりしたパンにキャラメルクリームが入っています。
これもハーフサイズっぽいですが、これしか置いてありませんでした。
甘すぎないキャラメルクリームがコーヒーとベストマッチです。
ニューバード
ニューバード 200円
これも聞いたことの無い名前のパン。京都のご当地パンらしいです。カレー風味のウィンナードーナツ。
なにこれ、中がカレー色だ(写真無いけど)
生地にカレーを入れたカレーパンだ
これもウィンナーとか安っぽいんだけど美味い
カレー風味パンとウィンナーがよく合ってるね
後日買ってみた「究極のぶどうパン」
究極のぶどうパン 360円(1斤)
写真は4枚切になっている1枚です。
また焼きすぎ・・・
これくらいが好きなの!
何が究極なのか分からないけどバター塗らなくても美味い
生地が茶色だけど何だろ?
黒糖の味がするね
沖縄産の黒糖を使用しているそうです。
アクセス
基本情報
住所:〒606-8103 京都府京都市左京区高野西開町36 カナート洛北内
営業時間:10:00~21:00(無休/イズミヤに準ずる)
3~4階に巨大な駐車場が完備されているので基本的には車で行くショッピングモールだと思います。電車の場合は叡山電鉄本線の茶山駅から徒歩10分です。
Webサイト
商品メニューやお店の紹介が掲載されています。
志津屋カナート洛北店:http://www.sizuya.co.jp/shop/rakuhoku.html
僕たちが行ってみたカナート洛北店のお店紹介。やはりこの店でも「カルネ」が断トツ1番人気だそうです。担当者さんのオススメは「ふんわりオムレツサンド」とのこと。今度買ってみよう。
カナート洛北:http://www.qanat-rakuhoku.com/
カナート洛北についてはこちらのWebサイトを。フロア・ショップガイド等が掲載されています。
駐車場
カナート洛北の駐車場を利用できます。
志津屋(イズミヤ)で買い物すれば2時間は駐車料金無料です。
出口で駐車券とレシートを係員さんに見せるというアナログ方式ですが、金額不問で2時間無料になるのは便利です。
ちなみに、カナート洛北には普段遣いの書店としては十分な規模のアミーゴ書店があります。京都では気軽に車で行ける数少ない書店の1つですので、気になる方はこちらの記事もチェックしてみてください。
他の志津屋について
四条烏丸店
地下鉄烏丸線の四条駅構内にある店舗で、駅ナカかつ改札外であるため、持ち帰りのみですが非常に便利な店舗です。
通勤通学で地下鉄を京都市民が次々とパンを買っていく、超人気店舗です。
イオンモール京都桂川店
イオンモールの中にあるため敷地面積が広く、カフェスペース(イートインスペース)が充実しています。
ただし、利用客はそんなに居ないようで混んでいません。